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くりーたのブログ

くりーたのブログです。

1週間の社畜(?)体験を終えて:事務バイトのススメ

こんにちは。kurishinです。

だいぶお久しぶりのブログ更新となってしまいましたが・・・

ブログ書いてない間何をやっていたのかというと、バイトをやっていました!

バイトを通して思いがけない「気づき」が得られたので、今日はそれについて書きます。

「就活」が「解禁」されてから(こういう用語ってついカッコで括りたくなっちゃうよね笑)早くも20日が経過しましたが、就活に不安を感じている学生の方にも参考になるようなことが書かれている(かもしれない)ので、よかったら読んでいってください。

 

 

まず、僕がここ1週間くらいやっていたバイトの概要を説明します。

何のバイトをやっていたのかというと、

会社の事務のお手伝いです。

 

もともと院の先輩のバイト先なのですが、先輩が1週間くらいバイトに行けなくなってしまい、しかもこの時期、会社は忙しくて人手不足だということだったので、先輩の代理としてバイトをさせてもらいました。

どういう会社なのかというと、一言で言えば建物管理・清掃会社(教育全然関係ない笑)です。お役所から仕事を取ってきて下請けの土木業者に受け渡すことを業務にしている小さな会社でした。

僕はそこで書類を作成したり、役所に出向いて書類を提出したり受け取ったりみたいなことをしていました。

先週から今日まで約1週間。毎朝9時から夕方5時まで。スーツを着て。フルタイムで。

 

おそらく僕の人生史上、最も社畜チックな1週間だったと思います。

もちろん、所詮バイトなのでそんなに責任は負わされないし、仕事も簡単なものばかりだったし、職場の人たちも優しくしてくれる超絶ホワイト環境だったので、ガチ正社員様と比較するなどおこがましい限りではあるのですが*1

 

 とはいえ1週間、所謂「会社」でスーツ着て朝から晩まで働いたわけです。

で、実際に働いてみて色々なことに気が付いたんです。

 

結論から言うと、会社員として働くって案外悪くないのかもと思えるようになったんですよ。

自分でもびっくりしてるんですけど笑

もともと僕は「社会人」とか「社畜」とか小馬鹿にしているタチだったのですが、今回の経験を通して、働いている人をリスペクトできるようになったというか、なんというか。

 

前置きはこのくらいにして、ここからがこの記事の本題です。

 ということで以下では、じゃあ事務バイトをやって具体的に何に気が付いたのか、僕の中でどのような変化が起こったのか、ということについて書いていきます。

 

会社の事務バイトをやって気づいたこと

その1「会社で働く」イメージを持つことができた

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そもそもの話なんですけど、僕は「会社で働く」ことについて具体的なイメージを持っていなかったんですよね。

両親は自営業ですし、実家も田舎にあるので、ビルも無ければスーツ着たサラリーマンもいない。

「会社で働く」ってどういうことなの?

あのテレビで見るスーツを着たおじさんたちはビルの中で一体何をしているの?

全然イメージが湧かなかったんですよ。もう「会社」とか「サラリーマン」とかテレビの中の世界でしたね。

 

それがですよ、

今、目の前で、スーツを着た、おじさんとおばさんが、ビルの中で、働いている!

そして、自分も、スーツを着て、ビルの中で、働いている!

 

たったこれだけのことなんですけど、僕にとっては結構、新鮮というか衝撃的でしたね笑

ああ、会社ってこんなかんじなんだな、というのが何となく分かりました(もちろん会社によって雰囲気とか仕事の内容とか全然違うでしょうが)。

 

ということで、もし僕と似た境遇の方で、将来、一般企業に就職(就社?)しようと考えているけど、「会社で働く」イメージがいまいち掴めていないという方には、会社の事務バイトはおすすめです!

まあ、最近ではインターン*2とかいうお洒落な手段もあると思いますが、事務バイトは一年中どこかしら募集してますし、会社の素のリアルな様子(インターン用に繕ったものではなく)が見られるので、そういった点ではインターンよりもおススメかも。

インターンも選考があったりして厳しいからね、「インターンで経験を積むための経験」(服屋に服を買いに行くための服的な)を積むにもいいんじゃないでしょうか。

 

その2「働く」って意外と楽しい

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実際に働いてみて思ったのがコレ。

今まで「働いたら負け」とか思ってたけど、あれ?やってみたら案外楽しいじゃん!って。

 まあこれは今回働いた会社がたまたま良い職場だったというのもあるだろうし、僕自身、わりと事務作業が苦ではないタイプだというのもあるのかもしれませんが。

与えられたミッションやタスクを次々とクリアする。で、その報酬として感謝やお金がもらえる。ってゲームみたいで楽しくないですか?

エクセルやワードでサクサク文書作っていくのも気持ちがいいし、役所に書類を渡しに行くのなんてRPGみたいでしょ。

ていうかこれ、もはやゲームなのでは。よく通勤電車の中でスマホゲームに熱中しているサラリーマンを見かけるけど、単純な事務作業とスマホゲームの違いってなんなんでしょうかね。

 

ゲームと言えば、どんどんタスクやミッションをこなしていくにつれて、スキルが上がる=経験値が溜まってレベルが上がるってところもゲーム的だなと思いました。

例えば、エクセルの操作なんかも上達しました。このバイトを始めるまでエクセルはほとんど使ったことが無くて(文系の学生はあんまり使わないですよね?)、最初はオートフィルとかもよく分からないレベル(カレンダーの日付とかセル一つひとつに入力していた)だったのですが、バイトが終わるころには事務で必要な操作は一通りできるようになったかなと。

電話対応なんかもそうで、一日に何本も電話を取らされるので、受け答えもこなれていくんですよね。社会人としてのコード(所謂「社会人マナー」とか、社会人らしい言動、立ち振る舞い等)も段々と身についていきます。ビジネス用語もわかってきます。後はその業界についてちょっと詳しくなれたりだとか。

とにかく、働いているうちに知識・スキルが身に付いて、レベルアップしていくんですよね。で、正社員であればこのまま成長していって、レベルに応じてより難しく、責任の重いミッションを任されたりするんでしょうかね、きっと。

 

あと、仕事自体の面白さや自分が成長していくワクワク感みたいなものに加えて、やっぱり他人から認められること―上司から褒められたり、他の人から感謝されたり、必要とされたり―というのは気持ちがいいことですよね。承認欲求を満たすことができるという意味でもやっぱり「働く」って結構楽しいことなのではないでしょうか。

 

その3 お金に対する感覚が変わる

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まあ、これは事務バイトに限った話ではないかもしれませんが。安定してそれなりの金額を稼げるようになると、お金に対する感覚も変わってくるんですよね。 

今回のバイトのお給料ですが、時給1000円で一日7時間働いたので7000円。しかも日払いでした。つまり毎日、お財布に7000円が入ってくるんですよ。たった7000円と思われるかもしれませんが、貧乏学生にとっては結構デカい額。しかもそれが毎日入ってきますからね。当然、金銭感覚も変わってきます。

 

3枚セットで1万円のワイシャツも躊躇することなく買えるし、1000円以上のランチも「美味しそうだから」という理由で食べられる。必要なもの・良いものにサッとお金を出せるようになるんです。ガンガン稼いでガンガン消費するという、「攻め」のお金の使い方ができるようになるんですよ。

 

一方今までの僕のお金の使い方はといえば完全に「守り」でした。稼がない代わりに消費もしない。省エネ生活。

「守り」に入るとスピードがガタッと落ちてしまいます。3枚5000円のワイシャツとどっちを買おうかな・・・と店頭で1時間悩んで、結局何も買わずに家に帰ってネットで「安くて良い」ワイシャツを探したり。経験の幅も狭くなります。毎日コンビニのパンか牛丼屋で昼食を済ませてしまい、美味しいものを知らないまま過ごしてしまったり。

 

その上でなのですが、やっぱり若いうちこそ「攻め」のお金の使い方をすべきだなーと改めて思いました。これは投資ですよ。時間と経験への投資。僕ももう少し早くこのことに気づいてもっと働いていればよかった。

これは大学生の子に言いたいんだけど、たった数十円、数百円を節約したってしょうがないよ。一袋90円のもやしで「節約料理」を作っている時間があったら、バイトしてお金稼いで美味しいものでも食べた方がいいです。

「休日は家でネットサーフィン。なるべくお金を掛けずに楽しむ」みたいな生活も程々にね。ある日、自分の圧倒的な社会経験の無さに絶望することになるから。

 

他にも、3日働けば1ヶ月間、安全な水が飲めて、お風呂に入れて、スイッチ一つで電気も使える生活が手に入る(そう考えると水道ガス電気の値段設定って不当に高いわけでもないのかな)ということや、二時間半働けば1日分の家賃を賄うことができる(これは安いんだか高いんだか・・・)ということを発見したり。

毎月子どもに8万円(家賃+お小遣い)の仕送りをぽーんと送ってくる親父はすごいんだなということを再確認したり。

とまあ、お金について気付かされることが多かったです。こういうこともやっぱり、自分でお金を稼いでみないとなかなか分からないことだったりするのかなと思いました。

 

その4 朝型の生活も悪くない     

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これは副次的な話になりますが、朝9時というバイト開始時刻に合わせて、僕の生活スタイルもかなり朝方になりました。朝6時に起きて、夜10時頃には寝るという笑。めっちゃ健康的な生活を送っていました。

「早寝早起きなんてバイトせんでも勝手にしたらええやん!」というツッコミもあるかと思いますが、いやー人間、何か用事でもなければそうそう早寝早起きなんてできませんぜ。

それまでの僕はというと、割と夜型の人間で、大体深夜2時過ぎに寝て朝11時ちょっと前に起きるみたいな生活スタイルでした。

なんか朝型っていかにも社畜って感じじゃないですか(なんだよ「朝活」って)。それかおじいちゃん。夜型の方がなんかアウトローでクリエイティブな感じがしてカッコイイ!ということで結構、夜型であることにプライドを持っていた部分もあったりしたのですが。

でもいざ朝型の生活を始めてみると、最初は多少つらかったのですが(きちんと「早寝」とセットで実践すれば、早起きもそこまで辛くないですよ)、慣れると結構良いものですね。

とにかく一日が長い。今まで朝ご飯食べてトイレを出たらすぐ昼ご飯だったのに笑。総活動時間自体はそんなに変わってないはずなのに、一日の長さが二倍に増えたような、何だかすごくお得な気分になる。

ということで、バイトが終わった今でも、時間を1時間後ろにずらした形で(7時起床、23時就寝。22時就寝はさすがに早い)朝型のリズムをキープしています。

 

その5 社長・役員はやっぱりスゴイ     

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僕が勤めていたのは小さな会社で、日常的に社長や役員の方と顔を合わせて直接指示を受けたりしていたのですが、そこで気づいたことがあります。

いや、やっぱりね、どんなに小さな会社でも社長とか役員クラスの人はスゴイ。オーラが違う。

皆さん頭の回転が速いことはもちろん、すごくエネルギッシュで、ギラギラしている。ちょっと怖い感じなんだけど、部下への配慮は忘れないし、謙虚で勉強熱心だし、物腰も柔らか。だけどやっぱり迫力があってちょっと恐い笑

やっぱり上に立つ人はスゴイです。スゴイ(ボキャ貧)!

こういう素直に尊敬できるスゴイ大人に出会える(かもしれない)のも、事務バイトの魅力ではないでしょうか。

 

その6 サラリーマンをリスペクトできるようになる

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長々と書いてきましたが最後に、この記事で一番言いたかったことがコレです。

これが自分にとって一番大きな気づきというか変化だったかなと思います。

 

「その1」の内容と重なってくるのですが、自分自身がサラリーマン的な生活をほんの一時期だけ、ほんの一部だけでも体験したことによって、街中でサラリーマンの方を見ると、自分の経験と照らし合わせて想像力が働くようになるんです。そして相手の境遇を思いやることができるようになる。

例えば、昼の2時過ぎくらいに電車の中でスーツを着たおじさんを見ると「外回りかな」とか、「これから会社に帰って報告書を書くのかな」とか、想像できるようになるんです。今まで「小汚いオッサンだな」くらいにしか思っていなかったのに。

 

今まで見えなかったものが見えるようになる。見ていたつもりのものが実は見えていなかったことに気が付く。

つまり一言で言えば、世界の見え方が変わってしまったのです。

本当にびっくりしました。

 

建築家・作家の坂口恭平さんは「レイヤー」という概念を提唱されていますが、

独立国家のつくりかた (講談社現代新書)

独立国家のつくりかた (講談社現代新書)

 

 

僕は「サラリーマンレイヤー」の存在に初めて気が付いたということなのだと思います。

坂口さんは、「普通の人はサラリーマン的なレイヤーが唯一絶対のものだと思っているけど、実は社会には複数のレイヤーがあって、路上生活者のレイヤーから社会を見ると、違った世界が見えてくるよー」みたいな主張をしていると思うのですが、非サラリーマンの(しかももともと世間からズレた感覚を持っている)僕にとっては、逆にサラリーマンレイヤーが新鮮だったという笑

 

事務バイトをしてみて、初めてサラリーマンの方と同じ土俵に乗ることができたというか。

くたびれたサラリーマンを見かけると、自然と心の中に「お疲れ様です」の言葉が出てくるようになったというか。

 

別にサラリーマン賛美をするつもりはありませんよ。だから敢えて「尊敬」ではなく「リスペクト」という言葉を使いました。

サラリーマンのことを自分よりも格上の「尊び敬う」べき対象だとは思いませんが、「サラリーマンも頑張っているんだな」と素直に思うことができるようになったというか、少なくともサラリーマンを不当に見下すことはなくなりました。

 

社畜」を馬鹿にしている捻くれた大学生の皆さんこそ、事務バイトをやってみてはいかがでしょうか。あなたの「世界」が変わるかもしれませんよ。

 

最後に

長々と書いてきましたが、いかがでしたでしょうか。

事務バイトの魅力は伝わりましたでしょうか?

まとめると、僕みたいに世間知らずでサラリーマンを馬鹿にしている人間ほど、やってみる価値のあるバイトだと思います笑

 

なんて書くと嫌な感じになりますが、まあ実際、例えば「サラリーマンなんて嫌だ!俺は起業する!」とか言って起業するにしても、事務バイト(「会社」に入ってその中身を実際に見てみること)はいい経験になると思います。

 

サラリーマンクソダセエ!と思っていたのが意外と良かったり。

やっぱり肌に合わなかったり。

それは一度体験してみないとわからないこと。

バイトの段階で一度自分のサラリーマン適性をチェックしてみるのもいいかもしれませんね。

 

もちろん、サラリーマンを敵視している人だけじゃなくて、「自分がちゃんと社会人としてやっていけるのか不安」という人にもおススメです。一足早く「社会人」を体験して自信をつけちゃおう。

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もう就活が始まっている学部3年生や修士1年生の方には今回の記事は「時すでに遅し」だったかもしれませんが(冒頭で「就活の参考になるかも!」と書いたのにすみません・・・)、来年や再来年に就活を控えている学生の皆さんは、是非、事務バイトを検討されてはいかがでしょうか。

 

僕は1週間フルタイムで働きましたが、もちろん事務バイトが全部フルタイムというわけではないですし、フルタイムで働かなければ意味がないというわけでもありません。

学期中にバイトをするのであれば、曜日や時間帯等は会社と相談できるでしょうし、学業やサークルとの両立も可能です(こちらの都合を無視してくるような会社はロクでもない会社なので働くのは避けましょう)。

 

早いもので、あと10日もすれば4月ですね。新生活のスタートを機に、新しくバイトを始めてみるのもいいかもしれません。

この記事を読んで、「事務バイトやってみたい!」と思ったそこの君!

事務バイト以外のバイトがやりたくなったそこの君も!笑

思い立ったが吉日です。早速バイトを探してみよう!

>>アルバイトを探すなら「バイトル」

 

イラスト:無料イラスト かわいいフリー素材集 いらすとや

*1:でも、ブラックな環境で激務薄給で働かされて「あー会社のビル火事で燃えないかなー」とか思いながら嫌々勤めている人と、ホワイトな環境で無理なく楽しく働いて「会社大好き!一生ついて行きます!」みたいな人だったら、どっちの方が「社畜」なんでしょうかね。ホワイト企業はホワイト企業で人を内面から支配していく感じがするけど。

*2:日系企業がやっているような、短期間の所謂「インターン」のこと。海外のインターンは、長期間実際にバイトとして働くタイプのものが多い。その意味で、事務バイトは海外のインターンに近いのかも。だから自分が行きたい業界の会社でバイトできればベターですね。